●虫歯や歯槽膿漏になりやすくなります。
歯ブラシする時、歯が重なり合っている部分は清掃がしにくく、かみ合っていない歯は、汚れがたまりやすくなります。その結果、歯や歯茎を清潔に保てないため、虫歯になりやすくなり、歯茎が腫れて出血をしたり、歯がグラグラして場合によっては残すことができなくなります。
●食べ物がよくかめません。
食べ物を噛み切る作業の咀嚼効率が悪いため、胃や腸に負担をかけ、全身に悪影響を及ぼします。特に成長期のお子さまには影響が大きく、成長発育にも影響します。
●顔の形がゆがみます。
左右の顔の非対称が大きくなったり、上アゴが出ている出っ歯や下アゴが出ている受け口が更に大きくなったりすることがあります。
●発音がしにくくなります。
「さ行・た行・ら行」を発音しにくくなり、発音時に空気がもれてしまうこともあり、人と話すのがおっくうになったりします。特に外国語の発音は聞き取りにくくなります。
●心理面に影響します。
歯並びや口元を気にして手で隠して笑ったり、さまざまな面で消極的・内向的になる傾向があります。
●口臭の原因になります。
虫歯・歯槽膿漏が原因で口臭が発生します。自分では気づきにくく、人に指摘されて始めて気がつくこともあります。
●顎関節症になりやすい。
アゴの関節や顔の筋肉を痛める顎関節症になりやすくなり、「口を開けづらい」「開けると痛い」「音がする」など様々な症状があります。
●その他。
咬み合わせが不安定なため、集中力や姿勢が悪いことが多い。
出っ歯や受け口の人は前歯をぶつけやすく、歯が欠けたり、口を大きく切ることがあります。
さし歯やその他の歯の治療がしにくいなど、多くの障害が考えられます。